「バ・シッ!バ・シッ!」
ちょっとまえまで、ケンケンの中で大ブームだった、機関車トーマス。
何故かこれを「バ・シッ!」とよぶ。
夏に、カナダに住んでいるケンケンのおばさん夫妻が日本に遊びに来た時に、お土産で
トーマスのビデオをもらった。
それ以来、毎日、「バ・シッ!」といって、欠かさず、ビデオをみる。
トーマスのおもちゃもいつもはなさずもっていた。
埼玉県の三郷にあるトーマスランドにも行ってきた。トーマスを見て、ドーナッツを食べて。
でも、トーマスの汽車には乗らずに帰ってきた。
飛行機でも、電車でもそうだったが、実際に乗ってしまうと、何がなんだかわからなくて面白くないらしい。近くから眺めるのが大好きなケンケン。
それが、先日のこと、いつも同じトーマスの映画では飽きるだろうと思って、ケンケンパパがTSUTAYAに出向き、テレビシリーズのトーマスを1本レンタルしてきた。
ケンケンもルンルン気分で「バ・シッ、バ・シッ」とテレビの前に座って静かに見ていた。
ケンケンパパはちょっと離れて自分のことをやっていた時のこと、
急に泣き出したケンケン。そして「こわい、こわい」とこっちに向かって走ってきた。
どうやら、ストーリーの中で、ゴードンとパーシーがあやうく衝突しそうになったシーンにびっくりしてしまったらしい。
たしかに、ゴードンの顔は怖かった。そして、パーシーも大きな声をあげていた。
そのせいか、「バ・シッ」は怖い! というトラウマができてしまった。
その日以来、機関車トーマスは全く、見なくなってしまいました。
ケンケンパパが余分なことをしたという結果になってしまったのです。